犯罪者と聞いてその加害者に対してどんな感情を持つでしょうか?
先日、AbemaTVで過去に性犯罪を犯した男性が登場しました。
それも、顔出しに加えて実名で登場という異例さ。
この男性にはどんな狙いがあって、何を伝えたかったのでしょうか?
今回、AbemaTVに出場した男性はこの方。
実際の動画がこちら
引用:YouTubeより
何を感じるでしょうか?
大きな問題なのはわかりますが、気分がいい内容ではないと思います。
なぜ、今回出演したかは本人が自身のTwitterで語っていました。
↓まとめると
私が今回の子ども性加害経験者としての実名出演で求めようとしていることが、実際に出演してみて少し言語化できるようになったと思います。
私は今までも子ども性加害当事者として取材に応じてきました。しかしそれは匿名化されたものでした。それはある意味色々なものを「守る」ものだったと思います。
それにはそれで意味があった。
しかし、もっと他の社会のように個人個人が表に出て交流するような方を私は望みます。今私は、色々な沈黙を破って対話を求めようとしているのだと思います。
他の誰でもない固有名である「この私が、」語れるスタイルで。
そして実現したいことの大きな一つはは被害者加害者対話です。一方的かもしれません。こちらからいうべきことではないのかもしれません。しかしそこからこの問題への新しい次元の取り組みが始まると私は考えています。引用:本人Twitterより
小児性愛と聞くと単に子供に性的感情を抱くものと思う方も多いかと思います。
しかし、これは精神疾患の一つであり、適切な治療が必要なものです。
【小児性愛障害(Pedophilic Disorder)】
- 少なくとも6カ月にわたり、思春期前の子どもまたは複数の子ども(通常13歳以下)との性行為に関する強烈な性的に興奮する空想、性的衝動、または行動が反復する。
- これらの性的衝動を実行に移したことがある、またはその性的衝動や空想のために著しい苦痛、または対人関係上の困難を引き起こしている。
- その人は少なくとも16歳で、基準Aに該当する子どもより少なくとも5歳は年長である。
※青年期後期の人が12~13歳の子どもと性的関係をもっている場合は含めないこと。
いかがでしたでしょうか?
犯罪者と聞いてその加害者に対してどんな感情を持つでしょうか?
多くの人は、一瞬にして恐怖、怒り、など負の感情を持ってしまうのではないでしょうか?どんな理由であれ、被害者がいる以上、罪はなくなることはありません。
今回、犯罪歴がありながら顔も実名も出してメディアに出られたこの男性も批判を受けることはわかっていたはずです。
被害者の気持ちを考えれば、心が痛みますが、加害者の視点も知ることで、少しでも犯罪が減ることを願います。