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【衝撃】過去に台風を操作する実験は行われていた!?原子爆弾100個分に及ぶその威力が……

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台風制御技術が進歩しない理由

昭和44年に熱帯低気圧制御実験が成果を出したとはいえ、以後の進歩はありません。

それには、いろいろな理由があります。

台風制御による利害一致が難しい

熱帯低気圧をコントロールすることができたとしても、利害調整という非常に難しい問題がでてきます。隣国との利害関係はおろか、同じ国のなかでも利害一致させることは非常に難しいでしょう。

 台風は災害だけでなく、恵の雨をもたらしてくれるという面もあります。
雨を望んでいる人にとって、途中で雨を降らせる行為は、本来は得ることができた雨を奪われることになります。

台風制御が生態系に与える影響

↑白化したサンゴ

海水温が異常に高まる主な理由は地球の温暖化です。世界のサンゴの白化は過去30年で急増中で、「このままだと2030年代以降は2年に1回のペースで大規模な白化が起きるかもしれません」と危ぶみます。

沖縄の近くの海水の温度を上がりにくくするのが台風です。夏の間、太陽の熱で海の浅いところは暖かくなりがちですが、深いところは冷たいままです。適度な強さの台風は、海水をかき混ぜて水温を下げ、厚い雲がしばらく強い日射をさえぎるので、サンゴのストレスを和らげます。

引用:台風がないと大変

ここでも熱帯低気圧は役に立つ面もあり、熱帯低気圧が海をかき回すことで海水温を下げる効果があるとされています。
過去には、台風が来なかった影響で珊瑚が死滅してしまった事もあるとか・・・

他にも、海中に酸素を溶け込ませたり、生物に様々な恩恵をもたらしているのです。

台風制御は強力な兵器となりる

かつてベトナム戦争の際、米軍の秘密プロジェクトとして行われた、極秘の気象操作計画。(ポパイ作戦

この際は1ヶ月以上もの間、雨を降らせ続けました。

このように、気象コントロールが可能になると、必ずそれを軍事利用しようとする人が出てくるのです。敵国に台風が直撃するようにコントロールできれば、それは兵器です。

国際社会はそれを想定し、1978年「気象兵器」の使用の一切を禁止する

環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約

を発効しました。

条約の中には

環境改変技術の平和的目的のための使用を妨げるものではない

とありますが、仮に平和目的でコントロールできたとして
隣国に被害が出てしまえば戦争にも繋がりかねませんよね?

 

まとめ

台風をはじめとする熱帯低気圧のエネルギーは膨大で、
その渦を消滅させるどころか進路を変えるだけでも、
とてつもないエネルギーが必要です。
エネルギーの大きさは原子爆弾100発分以上、日本の発電量の50年分に匹敵するのだとか・・・

被害が大きいからと台風をコントロールするのは様々な面で問題が発生してくるようでした。

この先、台風と上手く付き合っていける未来はくるのでしょうか・・・

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