感動

釣り人が海氷上に何かを発見!!その感動の結末とは・・・

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捕獲するまで

クリフとマロリー、アランの3人は何とかしてこのホッキョクギツネを自分達の方に来るように仕向けなければならなかった。

まず、穏やかに話しかけながら腕を伸ばし、キツネが自分達に驚かないか確かめることに。

キツネは本能的に逃げようとしたのだが、もちろん逃げようにも氷上では逃げる場所などなく、キツネはそのまま人間達を見つめた。
キツネは人間の方に歩み寄ることもなかったが、人間もまた、そこを立ち去ることはしなかった。

人間とキツネの根比べ

我慢比べが始まった。
キツネは3人に興味はないようだった。
3人はそれでもキツネの傍を離れず、じっと待ち続けた。

キツネを助けるためには、待つしかないと、その場にいた誰もが悟っていた。

arctic fox doesnt trust fishermenErich Thielscher/McPhoto/ullstein bild via Getty Images

待っている時間は永遠に続くかのようだった。
しかし、3人はあきらめなかった。ついに、我慢比べは終わりそうだった。
キツネが船の方に一歩、近づいたのだ。
思い切って近づくしかないのだろうか?
人間を信頼することしか、この場から助かる方法はないと悟ったのだろうか。

キツネ、乗船する

キツネは船の方に近づいてきたが、船に飛び乗るほど、元気はないようだった。
頭を持ち上げて、アランを見た。
助けを求めているようだ。
アランはできるだけ優しく抱えると船に乗せた。

これですべてが解決したわけではなかった。
アランとクリフはすぐさまタオルでキツネの体を拭き、温めようとしたが、この怯えた生き物をどう扱っていいのか分からなかった。
怖がらせてしまったら、攻撃しようとするかもしれない。
キツネの信頼はどのくらい続くのだろう。

 

キツネ、船から逃亡

キツネは死にそうなほどに怯え、何の前触れもなく、突如船から飛び降りた。流氷の上に戻ろうとしてキツネが海に飛び込むのを見て、3人は愕然とした。

arctic fox jumped back in the freezing waterSalvatore Leanza/ClickAlps/REDA&CO/UIG via Getty Images

3人は冷たい海を泳ぐキツネの後を追った。
そして泳ぎ疲れたキツネをアランは再び優しく抱き上げると、船に戻した。
キツネは急いで船の隅に行き、再び怯えていた。

 

最悪の状態からは脱出

3人は再びキツネが海に飛び込んで逃げないように細心の注意を払った。
マロリーが港へと船を戻そうと舵を取っている間、アランとクリフの2人はキツネから目を離さず、近づくことができる瞬間を待った。

arctic fox soaking wet after fishermen rescue it from glacierEinar Gudmann / Barcroft Media via Getty Images

キツネの体を早く温めなければ、ショック状態に陥ってしまう。キツネから片時も目を離さないようにしながらも、船の中を見回した。
何かキツネを温めるもの、安心させられるものはないだろうか?

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