アラハナが鋭い痛みを感じ始める
アラハナの妊娠はこれまで何事もなく順調でした。
しかし、ある日とても信じられないようなことが起こりました。
突然、後ろの腰の下あたりに鋭い痛みを感じたのです。
痛みはとても強く、歩くことも話すこともできない程でした。
この時、アラハナは何か胸騒ぎがしました。
悪いことが起こるのではないか?
赤ちゃんは大丈夫なの?
ふたりの親になるという夢が壊されないだろうか?
リッキーは、アラハナをすぐに病院に連れていき、神に祈りました。
ふたりは、悪い知らせも覚悟していましたが
医者から母子共に無事であると告げられました。
「妊娠のためにアラハナの体にすごく負担がかかっていたのが原因だろうと」
そのため、二人は安心して家へ帰りました。
でも、まだ何かが違いました。
ファイスブックに近況報告
アラハナはまだ鋭い痛みを腰の後ろ辺りに感じることがあったが
医者の言葉を信じベッドでゆっくり休む事にしました。
翌日、アラハナはフェイスブックを更新し、友達や家族に近況を伝えました。
アラハナは自分の辛い症状や、医者の診断の結果、自身と赤ちゃんが無事であることを伝えました。
それから、キオラが、ここ2週間ほど奇妙な行動をとる事も付け加えました。
友達や家族はふたりの無事を喜びましたが、キオラの行動についてのコメントも多くきました。すぐにもう一度医者に行くようにと。
キオラはアラハナに何かを伝えようとしたのか?
この時点でアラハナは、どうしていいかわかりませんでした。
医師には問題ないと言われたが、痛みが消えることもなく
キオラの行動はとても奇妙で明らかに何か伝えようとしています。
周りの友達や家族みんなからはやはりもう一度医者に行くべきと言われました。
そして、母親にもセカンドオピーニオンの受診を強く説得されました。
アラハナの母親も、キオラの行動が単なる偶然だとはどうしても思えなかったのです。
しかし翌日、アラハナは痛みをこらえて仕事に行くことにしました。
この選択がとても恐ろしい結果を生む事に・・・
仕事に行こうとするもキオラがドアを塞いだ
翌朝もアラハナは痛みを感じていました。
しかし、彼女は、頑張って仕事に行こうとしました。
支度が終わりドアへ向かうと、キオラが彼女を行かせなかったのです。
キオラはいつになくドアを塞いで駄々をこねました。
アラハナは、キオラの行動が全く理解できません。
その時、アラハナは倒れたのです。
リッキーは、物音を聞きつけ
急いでアラハナを緊急救命室へ連れて行きました。
気がつくとアラハナは緊急救命室にいました。
アラハナは、ようやく落ち着き、自分の今の症状を説明しました。
医師は、アラハナに色々検査を行い、痛みや倒れた原因が、
何か深刻な病気によるものなのか、それともただの妊娠による疲労なのか検査する事になりました。
キオラが伝えたかったことが遂に明らかになります。